


アリス
「どうやったらお家にかえれるのかしら...」
青い目を持つ夢追人。夢を見ていることは自覚しているが、自分が何者だったかは覚えていない。何かを探し出さなければいけないことだけは覚えている。その面倒見がいい性格と責任感から、悪夢の襲来を受け、夢の国を救うための旅に出る。
ハッター
「夢の世界は私も知らないわくわくでいっぱいだよ!」
アリスの現実世界での経験から生まれた夢の世界の住人。夢の世界のさまざまな仕組みについてよく知っており、アリスとともに行動し、案内役を務める。せっかちでじっとしていられないため、問題に首を突っ込んでピンチになってしまうことが多い。


ヤヨイ
「ボクはニンジンだけ食べてたいんダ。面倒ごとに巻き込まれるのはごめんだネ!」
ハッターのパートナーの三月うさぎで、普段はハッターの帽子の中に住んでいる。大のめんどくさがり屋で、あまり外に出てくることはないが、大好きなニンジンを手に入れるためだったらなんでもする。
バク
「イタイ...カエリタイ...サミシイ...カナシイ...」
夢の国の片隅に、人々の心の闇が澱む場所がある――。
そこに溜まり続けたネガティブな記憶や感情が、おぞましい渦となり、形を成した存在。
嵐のごとく夢の世界に現れ、美しい夢を歪め、悪夢へと変貌させる災厄の化身。その異形には、無数の失われた人格や感情がキメラのように融合し、おぞましく歪んだ意識を持つと言われている。
いつ、どこに現れるか予測不能。
何を目的としているのか、その真意は誰にも測り知れない。
そして、この夢を蝕む存在をどうすれば止められるのか、その攻略法も一切が謎に包まれている。

よど

ディー・ダム
「俺たちゃあここら辺を行ったり来たりしてるだけさ、なあダム?」
アーバン・ユートピアを裏で牛耳るマフィア「月光商会」のトップを務める双子。そのカリスマで何人もの市民を欺いてきた。
日夜アーバン・ユートピアで地下活動をしている。
「ああディー、俺たちは善良な市民そのものだとも」

ロベスピエール
「知識なくして器は有害であり、器なくして知識は無力である」
知を崇拝するカルト「啓示院」の指導者。
彼は「知は選ばれた器のみに宿るのがふさわしい」という冷たい教理の下、あらゆる存在を「知識の器」として厳格に評価する。彼にとって感情、無知、そして不完全な器は、世界の調和を乱す穢れであり、存在する価値すらない。
理想の「器」のみで構成される完全世界を目指し、ロベスピエールは一切の容赦なく「器の選別」、すなわち無慈悲な恐怖政治(テラー)を執行する。
白の女王
「むむむ…おぬしの顔、どこかで見たような…そうじゃ、明日の朝じゃったか? それとも去年の今日じゃったか?」
夢の国の遥か高み、時の流れを司る場所─── 荘厳なる『大きなのっぽの古時計』を管理している。
彼女は時間を逆向きに生きているため、その言動は常に予測不能。 遠い過去の出来事を突然思い出したり、まだ見ぬ未来を予言したり…かと思えば、ついさっきの話や、一番大切なことさえ忘れてしまう、なんともマイペースな御方。
そんな不思議な彼女が管理する『大きなのっぽの古時計』は、白の女王の気まぐれな性質に影響され、夢の国の時間そのものを奇妙に歪ませることもあるという…。
